明日は,いよいよ卒業式。
卒業生限定『まやしもブックス卒業記念号』と
まやしも小図書館で長い間使ってきた「利用者カード」を
6年生たちに渡します。
「利用者カード」は,先代の学校司書Kさんが,6年生の
入学時にせっせと手作りされたもの。子どもたちは,カードの
鳥のように,明日まやしも小を羽ばたいていきます。
13人の未来に,幸多かれ!
今日の2時間目は,2年生の図書の時間でした。
未曽有の被害をもたらした東日本大震災から5年。
今年8歳になった子どもたちは,震災があった当時は3歳。
震災関連のニュースが毎日流れていた当時を,
きっと覚えてはいない年齢です。
今日は小学生新聞の特集記事や報道写真集を紹介して,
地震や津波の話をしました。
どすぐろい色に変わり,津波で大切なものすべてをのみこんでいく海。
青くてきれいな海のイメージとはかけはなれた海の写真を見て,
驚きの声が上がっていました。
今日,読み聞かせをしたのは,
『津波!!命を救った稲むらの火』(小泉八雲原作,高村忠範文絵,汐文社)
江戸時代,今の和歌山県。高台に住む庄屋の五兵衛は津波が襲ってくると予感し,
収穫した大切な稲むらに火を放つことで,多くの村人を救ったという話。
実在のモデルになった人物がいます。
大きな地震や津波がやって来るのか,いつ来るのか,
それは今は分からないけれど,自分の命を守れるのは自分。
そして大人になったら,守るべき家族も増えるはず。
地震を体験した人たちの声に耳を傾け,「その時」が来たとしたら.
自分はどうしたら行動したらいいのかを考えていってほしい。
命は何よりも大切なもの。
そんなことも2年生に伝えました。少し難しかったかもしれませんが・・・。
3月11日,学校司書の「おはなしの時間」でした。
-5年目の3.11
3学期も残り一か月。卒業式まで,カウントダウンに入りました。
さて,今年度のまやしも小図書委員会は,6年生2人・5年生3人の計5名。
少人数ゆえに大変な時もありますが,月1回の委員会の時間では,
一人一人意見を出し合いながら,いろいろな行事に取り組んできました。
人前に出て話したり演じること,文章を書くこと,各々苦手なことは
あるのですが,そこをがんばって乗り越えながら,活動してきました。
3学期の委員会活動では,本の紹介文を書き,掲示しました。
6年生の頼れる委員長Y・Kさん。
総合的な学習『世界の子どもたちは今』では,「こども兵士」をテーマに,調べたそうです。
大人の都合で,武器を握らされた子どもたちは,心に大きな傷を負っています。
子どもが戦争に巻き込まれない平和な世界になるよう願いながら,本を選びました。
もう一人の6年生副委員長M・Kさんは,サッカー大好き女子。
サッカー選手へのインタビュー番組をもとに作られた本を選びました。
選手たちは,試合に出るために大変な努力をしていること,
自分よりチームのことを考えて日々大変な練習を積み重ねていること,
努力することの大切さについて考えました。
5年生たちもそれぞれ,お気に入りの本や伝記など,下学年にも分かりやすいように,
工夫しながら本の紹介を書きました。
今のメンバーでの図書委員会もあとひと月。
集大成として(?)もう一つ計画している活動があるのですが,
それはまたのお楽しみ・・・。