今日の2時間目は,2年生の図書の時間でした。
未曽有の被害をもたらした東日本大震災から5年。
今年8歳になった子どもたちは,震災があった当時は3歳。
震災関連のニュースが毎日流れていた当時を,
きっと覚えてはいない年齢です。
今日は小学生新聞の特集記事や報道写真集を紹介して,
地震や津波の話をしました。
どすぐろい色に変わり,津波で大切なものすべてをのみこんでいく海。
青くてきれいな海のイメージとはかけはなれた海の写真を見て,
驚きの声が上がっていました。
今日,読み聞かせをしたのは,
『津波!!命を救った稲むらの火』(小泉八雲原作,高村忠範文絵,汐文社)
江戸時代,今の和歌山県。高台に住む庄屋の五兵衛は津波が襲ってくると予感し,
収穫した大切な稲むらに火を放つことで,多くの村人を救ったという話。
実在のモデルになった人物がいます。
大きな地震や津波がやって来るのか,いつ来るのか,
それは今は分からないけれど,自分の命を守れるのは自分。
そして大人になったら,守るべき家族も増えるはず。
地震を体験した人たちの声に耳を傾け,「その時」が来たとしたら.
自分はどうしたら行動したらいいのかを考えていってほしい。
命は何よりも大切なもの。
そんなことも2年生に伝えました。少し難しかったかもしれませんが・・・。
3月11日,学校司書の「おはなしの時間」でした。
-5年目の3.11